ラインハルトは、10歳の時に姉をロリコン皇帝に奪われ、復讐を誓います。
彼にとって、皇帝の権力に屈している民衆は、皇帝の共犯者であり、復讐の課程で彼らの血が流れることに、罪悪感を感じません。
姉を奪われる前に、ゴールデンバウム王朝を倒さなかった彼らにも責任があると考えている。
そんな彼は、自由だったと思う。
自分が権力を得るために誰が死んでも、良心の呵責を感じなくていいのだから。
彼にとって戦争は、出世の手段だった。そして趣味。
それによって、どれだけの血が流されたかは、気にする必要がなかった。
とてもシンプル。
だから、彼は悩まない。
姉やキルヒアイスが悩んでいても、ラインハルトは自分が信じる道をただひたすら走ることができた。
彼が初めて立ち止まるのは、自分のせいでキルヒアイスが死んだ時。そして姉に否定された時。
この時、彼は初めて、自分はどこで間違えたのだろうと、過去を振り返ったのではないだろうか。
私にはラインハルトがどこで間違えたかはわからないけれど。
シンは、ラインハルトと同じように、個人的な感情で動いている。
彼にはその権利がある。
シンに「家族のことは水に流して」とは言ない。無理です。彼にはアスハを憎む権利があります。
だから、敵を殺すことに躊躇がない。自由です。
ラインハルトは「力」を得た時、核兵器を使ってしまいます。彼は犠牲となる一般市民を「必要最低限の犠牲」と考えてしまった。
でもキルヒアイスは違う。彼はラインハルトを「ゴールデンバウム王朝と同じことをしている」と糾弾する。
シンの怒りの矛先は、アスハに向いている。彼は一般市民には手を出さない。
ラインハルトより、彼は優しいのかもしれない。
ラインハルトは、自分があまりにも優秀だったせいか、他人に厳しい。皇帝の圧政に耐える人々を軽蔑している。自分と同じように戦えばいいのに小さな幸せで満足していると。
シンは、それはない。
ユニウス7を破壊することは「当たり前だろ!」だし、基地の民間人を守ることも「正しいことをした」である。
あくまでも、市民を守るというスタンス。敵であれ味方であれ、市民には手を出さない。
シンもラインハルトと同じように悩まないタイプだけれど、武器を持たない民間人に優しいだけ、ラインハルトよりマシなのかもしれない。人間として。
というわけでapple tea kobo様。
私は、ラインハルトとシンを天秤にかけたら、シンを選びます。
ラインハルトはキルヒアイスの言葉には耳を貸していたけれど、最後の最後で、過ちを犯しました。親友を切ってしまった。恨むぞ〜(T_T)
……言うまでもありませんが、私はキルヒアイスのファンです。銀英伝は全2巻です。
おっしゃるように、シンがアスランの言葉に心を開くようになるといいのですが。自分の殻に閉じこもっていないで。
とはいえ、アスランはアスランで、キルヒアイスほどには安定していませんから。
アスランの言葉を聞いたところで、シンがいい方向に成長するとは限らないところが怖いですね。その点、キルヒアイスは安心できました。
アンネローゼが「キルヒアイスに何でも相談して」とラインハルトに言っていたほど、キルヒアイスには信頼できました。彼なら間違った選択をしないだろう、という確かなものがありました。
でもアスランは……。
人間ドラマとしては、SEEDは銀英伝に比べると薄っぺらいですねー。
でも、それはそれで私は好きです。
みんな一生懸命に生きていますから。
ところで、キャラを銀英伝にかぶせてみました。
シン=ラインハルト
アスラン=キルヒアイス
キラ=ヤン
オーベルシュタイン=議長
ラクス=アンネローゼ
ミッターマイヤー・ロイエンタール=イザーク・ディアッカ(どっちがどっちというわけではなく、単に仲良しコンビだから)
イザーク=ビッテンフェルト(笑) 意外としぶとく生き残ったから
フレイ=ロイエンタールの愛人になっちゃった人
マリュー=同盟軍のたたき上げのおじいさん。ヤンの理解者だった提督
フラガ=ポプラン? ポプランでは軽すぎるかしら
フラガ・ネオ=アッテンボロー 文句を言いながらも仕事はきちんとするから
レイ=沈黙提督 まんまやんけ!
ニコル=芸術提督 同じくまんまやんけ!!
ディアッカ=メックリンガー……でしたっけ? 2巻の終わりらへんで同盟側に亡命した提督
カガリが誰にもあてはまらなくて悔しいです!
ヒルダではないし……。
#
by athrun_cagalli
| 2005-02-13 20:04
アスラン・カツラ様
確かにbreak the world ですね。「墓」ではありませんでした。
私は昔から英語のヒヤリングは最悪でした、そういえば。
「後にbreak the worldと呼ばれる」とするなら、もっと凝った名前にすればいいのに。
例えば「パトリック・ザラの怨念」とか「パトリック・ザラの時限爆弾」とか。聞いた瞬間、アスランがグレちゃいそうですけど。
kao様
いつもありがとうございます。連続どころか、コンプリートする勢いで、今後ともよろしくお願いいたします。
さてカガリですが。
彼女の言動を見ていると、AAにいてもアスランからなら連絡を取れる状態にあるような気がしませんか? カガリからは連絡できなくても。
そうは思いたくありませんが。でもアスラン、いざという時に頼りにならないから、その連絡方法をコロッと忘れている気がして……。あるいは「後はキラに任せた!」なのか。
なんせ彼は「君のことは俺が守る」とか言っておきながらちっとも守れず、あげくに自爆しようとして逆に守られていた、という華々しい前科の持ち主ですからね。
今もいっぱいいっぱいで、カガリと連絡をとるという発想に至らないのかもしれません。ハツカネズミ状態。
やはりカガリがそばにいて時々、渇を入れてやらないと、動けない男なのかもしれません。個人的にはそこが可愛いですが、近くにこんな男がいたら、背中を蹴飛ばしてやりたくなりますけど。
あと、アスランがシンにした説教ですが。
確かに「暴走すると見境なく敵を全滅させてしまうシン」ではありますが、今日、改めて17話を見直してみて思ったのですけれど、アスランが説教をしている時、映像としてオーブ沖の、シンがシスコンパワーで種割れした時の、暴れっぷりが使われていました。あるいはインド洋でMSを撃ちまくっているのとか。
これって、どうなのかしら。
シンが基地を破壊したことは暴走だと思うのですが、オーブ沖での闘いは、暴走とはいえない気がします。
まあ、見ていて怖かったですけどね。うわ、キレやがった!と思いましたけれど。
でも、相手は軍人だし、自分たちを数の力で包囲して、沈めようとした連中で。
暴走なのかしら。シンの顔だけ見れば暴走っぽいですが。
アスランの説教シーンでは、オーブ沖の戦闘の映像は使ってほしくなかったような気がします。あの闘いは、破壊者とはいえないのではないかと。
アスランはシンをどう導くつもりなのでしょうか。
「とどめをさすな」とでも?戦争なのに?
結局、「その力を手にしたそのときから、今度は自分が誰かを泣かせるものとなる。それだけは忘れるな」と言っただけで、「忘れなければいい」というスタンスなのでしょうか。少々罪悪感を覚えるならば、破壊者になってもいいと?
矛盾していますよね。
アスランも迷っているでしょうから「後で後悔する日が来るから、破壊はほどほどにしておけよ」ということなのでしょうか。
シンが言うとおり「やっていること滅茶苦茶」な気がしてなりません。
まあ、そこがアスランなんですけど。ぐるぐる回り始めましたね〜!SEED名物、議長の傘回し。いつもより多めに回っております〜♪
ところで最近、シンは携帯を見ていませんね。
種が割れて自信が出ちゃったから、携帯は不要なのでしょうか。
それって、どうなの?
彼にとって妹は「お兄ちゃん、すてき!」と言ってくれる存在だったから、これまでは肌身離さず必要だったということなのでしょうか。で、みんながほめてくれるようになった今は、不要になったと?
そういえばガンダムって、兄と妹、という設定は多いですが、姉と弟という設定は見あたらない気がします。
(同世代の二人の場合は、なぜか女の方がしっかりしていて姉と弟っぽく見えてしまいますが)
というわけで、話はそれにそれて、カガリが姉、キラが弟という設定を希望。キラは兄というより、弟の属性っすよ。
みんなに可愛がられてナンボの人。逆に周囲を仕切り始めると、ろくなことにならないし。個人的な感想ですが。
チャンポン様
初めまして。書き込み、ありがとうございました。
さてアスランの特徴に「アホ」と書き加えたい昨今ですが、彼っていつからこんな男に成り下がったんでしたっけ?
昔はしっかりしていた印象があったのですが。キラがよく泣いていた分、アスランは安定しているように見えました。自分の行動に責任をもっていたように見えましたし。
なのに、いつのまにか、お間抜けな印象ばかり強くなっています。
オーブ軍から「間抜けすぎるぞ」と言われても「アスランになんてことをーー!」とは思いませんよね。「だってアスランだもん」と納得してしまう。これがキラのファンだったら「キラになんてことを!」と思うのでしょうか。
いつからアスランはアホな人になったのでしょうか。
いくつか考えてみました。
1キラを何度も何度も口説いていて、まるでホモの人みたいだった。しかも振られる役目のホモの人だったから、間抜けっぽかった
2なんだかんだいって、キラひとりにやられっぱなしだったから
3ラクスにスコーンと捨てられたから
4やめとけばいいのに、わざわざ父親に会いにいき、案の定、拘束されそうになって、ラクスたちに迷惑をかけた時から
5すぐ自爆するから
6「君を守る」と言っておきながらカガリのことを忘れてしまったから
7わずか2年しかたっていないのに、サングラスだけで変装できると思いこんでいたから
8ザクに乗っている時、またまたカガリのことを忘れて大暴れし、護衛しなければいけない相手を流血沙汰にしてしまったから
9アレックスという偽名をあっさりカガリにバラされるあたり、扱いが軽いから
10 挙げたらキリがないほど、やることなすことアホだから
本当に、途中で飽きちゃった。
アスランの間抜けエピソードはキリがありません。
でも本当にいつから、彼は「アホ」という設定になってしまったのでしょうか。SEEDを見ていた時は「おお、カッコいいじゃん。キラよりもこっちをメインにしてほしいなあ」と思った記憶があります。
それが今じゃ、「さて今週のアスランは、どんなボケをかましてくれるのかな?」ですもの。
彼が間抜けであればあるほど安心するというか……。
彼はいつからこんなボケキャラに?
話は変わって最後に彼がうつむいていたところ。
「我ながら、偉そうに」と私も思うのですが「せっかく外に出てカガリからもらったハウメアでも眺めようと思ったのに邪魔された」の可能性もあるような気がしてきました。
それにしても彼もわざわざ歩み寄るとは、大人になったものです。
「じゃなかったらただのバカ」という言い回しは、カガリの影響を感じますが。
kao 様
ラクスもアスランもきっと、戦争さえ起こらなければそのまま素直に結婚していたのでしょうね。出産が統制されている以上、結婚は義務でしょうから。
でも、ラクスはキラと会ってしまった。いつも無愛想で何を考えているかわからない、一度ほめたらしつこくしつこくハロを作ってくる男とは違い、とても感情豊かで、自分の前で泣くこともできる。
どちらがかわいいかといわれれば、そりゃキラでしょう。アスラン、うっとおしいかも。
「この子、かわいいですわ」とかなんとか思いつつも婚約者に悪いなあって思って、アスランに歩み寄ろうとしたのに、手をさしのべるラクスをアスランは強く拒絶してしまう。
ラクスがアスランを切ったのは、この瞬間だったのではないでしょうか。
その後、「私、あの方、好きですわ」と言ってアスランを試して最後のチャンスを与えたけれど、反応なし。
ここで、THE END。
あるいは、自分の父親を殺したパトリック・ザラの息子だから、なのでしょうか。そういえば、彼女はアスランを責めませんでしたね。父親のことを。
そのあたりにも、ラクスはただものではない器の持ち主だなあ、と思います。
一方、アスランにしてみると、ラクスがキラの前で涙を流した時、彼女のことを何もわかっていなかったと、初めて気付いたのではないでしょうか。
彼は、他人の気持ちがわからないタイプなのかもしれません。表に出ているものが全て。イザークがつっかかってくるのもなぜか、とまでは考えず、「うるさい。うっとおしい」くらいしか考えない。そういうタイプなのかも。
だから、父親が何を考えていたか、ラクスが何を考えていたか、彼にはサッパリわからなかった。
父親はプラントを守る強い政治家で、ラクスは無垢な婚約者。彼にとっては、それだけだったのでしょう。人には多面性があるということを、彼は知らなかった。たぶん、アスランが単純にできているからだと思いますが。
人間は、目に見えている部分が全てではないと、彼は知らなかったのではないでしょうか。
今も他人の気持ちを読むことができないから、気が付けばデュランダル議長の手駒になってしまっているわけですが。
ラクスがキラに抱きついたあの瞬間、「俺はバカだから」と、心底、思っていたのでしょうね。
彼には、なーんにも見えていなかったのですから。
父親のことも、ラクスのことも。
イザークのことも、わかろうとしなかったし、ニコルに心を開くこともできなかった。
かたくなすぎます。
ついでにルナマリアが自分に関心を持っていることに気付いてもいないかも。
アスランは、人間づきあいを学んだほうがいいのでは?
ラクスがキラの前で泣いた時、これまで「ラクスは世間知らずだから自分が守ってあげないと」と思っていたアスランが、「意外としっかりしているどころか、自分よりはるかに強い。しかも彼女ははなっから自分をあてになんかしていなくて、キラを信頼している」ということを突きつけられたのでしょう。考えてみると、哀れな男ですね。そこが可愛いけれど。
本当に、カガリの心が広くてよかった。アスランを末永くよろしくお願いいたします。
ただ、ラクスとキラの関係をもう少し掘り下げて描いてほしいです。
脳内補完は、結局は自己満足ですから。
で、SUIT CDですが。
「 特に3は ラクスとアスランの恋の結末が描かれるドラマ
と紹介されていましたが、いかがでしたか?」
とのことでしたが、初耳です。
恋の結末ではなく、始まりでしたけど。
恋の始まりというよりは、友達関係の始まりというか。
アスランから見たラクスが描かれています。
彼女を「ピンクの妖精」「人間離れ」と呼んでいるあたり、結末は見えていたかも(笑)。
このCDを聞いている限り、ラクスが後半になってあんな風に行動するとは、そりゃ思えないだろう、とは思います。アスランが間抜けすぎた、とはいえない気がします。
コミックのほうには、最後に
【時の流れは全てを変えていく。人と人のつながりを。君を。そして俺自身も。もうあのころへは戻れない。だけどあの時の君の笑顔は忘れない。だから信じよう、君の選んだ道を】
というアスランのモノローグがあります。こう思った彼は、「ジャスティス、出る!」と飛びだっていくわけです。
恋の結末は、ここのことかもしれません。
アスランと会っている時のラクスの笑顔は、全てが嘘だったわけではないでしょう。あるいはその時は、本気で好きだと思っていたかも。
でもキラと出会って、これまでアスランに抱いていた感情とは違うものを覚えて、ラクスも戸惑ったのかもしれませんね。
SEEDを見ていて、アスランとラクスのコンビは微笑ましくて好きでしたが、所詮、アスランのような男にラクスとやっていくのは無理な気がします。
天然は天然同士。
キラと末長く、お幸せに!
ところでこれらのCD、私は購入した後で、ツタヤでレンタルしていることを発見しました。kao様のお近くにツタヤはございますか?
とりあえず、5が一番の名作です。アニメで見たいです。
以上、長々とコメント返しでした!
ありがとうございました。
#
by athrun_cagalli
| 2005-02-13 16:11
ニュータイプの18話
峰流婆(ミネルバと打ったらこんな漢字変換しやがった!この文字変換、最高)はマムルーク基地のラドル隊と合同で、地球軍の火力プラントがあるガルカハン攻略戦に参加する。たがガルナハンに至る渓谷には、地球軍の陽電子砲台と、砲台を守る陽電子レフレクター装備のモビルアーマーが配置され、突破は困難を極めていた。この砲台をつぶす役目をアスランに任されたシンは、砲台撃破の鍵を握るデータを地元レジスタンスの少女コニールから託され、出撃する。
アニメージュの18話
ミネルバのブリーフィングルームで待つシンたちのもとにアーサーが現れ、ガルナハン、ローエングリンゲート突破作戦の説明を始める。以前、ラドル隊が突破に失敗したこともあり、アスランは綿密な計画を練っていた。
どうよ、これ。
同じ話の予告なのに、ぜんぜん違うやん。
しかもアニメージュのほうはアーサーに注目?
ところで、「ガンダムA」では、さらに違う予告が。
【 ミネルバのクルー達はレジスタンスと協力し、渓谷に設置された陽電子砲台・ローエングリン を撃破することになった。指揮を任されたアスランは、今回の作戦を成功させる 重要な役割をシンに託す。だが、レジスタンスの少女コニールはシンではなく、 隊長であるアスランがすべきと言う。それを聞いたシンもアスランがやるべきだと言い出し・・・・
一方、 オーブを脱出したアークエンジェルは宇宙に逃れるべくローエングリンを使う。だがそのとき偶然通りかかったザフト潜水空母部隊がアークエンジェルを攻撃。不覚にもローエングリンに被弾したアークエンジェルは宇宙への脱出を果たせず、ギガフロートに向かうことに】
AA、出番あるじゃないっすか! テレビの予告にはそんなことチラリとも出ていなかったのに。しかも、しばらく様子見じゃなかったの?宇宙に出てどこを目指すつもりだったわけ?
どうもガンダムAは、嘘な気がしてならない。
けど、すれちがっていたら、それはそれで面白い。
アスランが任務から戻ってきたらタリアがあっさりと「今、AAが打ち落とされていたわよ」と(笑)。アスラン再び、鞄を落として動揺する展開に?
ま、ガンダムAの予告は、30分では無理と思うから、やはりAAは出てこないのでは?
ただ、一昔前の「君の名は」みたいに、何度も何度もすれ違うシーンがあれば、それはそれで面白いと思う。
そして19話「見えない真実」
ニュータイプ篇
黒海沿岸の都市、ティオキアの基地に入ったミネルバ。ちょうど同じタイミングで、ラクスに扮したミーアとデュランダル議長がティオキアを訪れる。彼はシンやアスランたちを呼び集め、なぜ戦争がなくならないのかを問いかける。
ていうか、議長、地球に降りてくるの?
敵地に?
ミーアはわかる。慰安のための活動だから。でも議長は、いくらなんでもマズイんじゃないの? 議長も実は、二人いるというヤツ?
次にアニメディア篇
アーサーとタリアはディオキアに降り立った。そこには兵士や住民たちの人だかりができていて、アーサーたちは不思議がる。そしてまもなく慰問コンサートが開かれ、ラクスが出演すると知り、アーサーたちは驚く。
だからなぜ、アニメディアはアーサーに注目しているの?面白いけど。
今回のミーアのコンサートを見た以上、アスランがあきれるというのは無理ない。
「議長、これでいいと本気でお考えですか?」
って感じではないの?
アスラン、ヘナヘナと崩れ落ちるんじゃない? こんな趣味の人の説得に負けてザフトに戻ったのかと。
ふと自分の立場がむなしくなる瞬間(笑)。
相変わらず、議長の考えていることがわからない。
本気でミーアを替え玉にしたいなら、あやや状態はマズイっしょ。とことんラクス風にすればいいのに。ミーアにはそれができるのだから。本物のファンなら、ラクスとの違いに気付くでしょうし。
議長の命令で、「ラクスそのものになりきれ」とミーアを仕切る必要があるのでは?
ミーアがあややになってしまって、議長は本当に満足しているの???そろそろ止めたほうがいいのでは?
あるいは、19話でアスランがミーアを止めるのだろうか。「ラクスを冒涜するな」と。
そしてミーアは本当にラクスのファンだったのか?
ただ、軍隊への慰問は、ノリのいい曲のほうが喜ばれるらしい。まあ、しんみりと歌われてしまうと、攻撃力が落ちるものね。
最後にガンダムA篇
【 黒海沿岸都市ディオキアのザフト軍基地に降り立ったミネルバ。そこではラクスに 成り代わったミーアによる慰問コンサートが開かれていた。兵士達の歓声を受け 熱唱するミーアを呆れ気味に見ているアスランの後方では、スティング達連合軍 の姿があった。そしてコンサート終了後、シン、アスラン、ルナマリア、レイはデュランダルがいるホテルの一室に案内される】
連合軍が登場するのか。シン、ついにステラと再会?
なにはともあれ、19話でもういちど、ミーアのライブを見させられるかと思うとつらい。あれは一度きりだから笑えるのだって。しかも、AAの会話のバックミュージックになっていたから面白かった。
あれをメインでドドーンとやられると、キツイなあ。
笑えるけど。
ミーアはお笑い担当なのだろうか。それもまたヨシ!
#
by athrun_cagalli
| 2005-02-13 14:50
| 今後の展開
熱でクラクラしているので書いていること、適当だけど。
またまたアニメージュより。
「新OPから見えるこれだけのこと」
キラとラクスのことを「安定カップル」と。「2人の絆は強い」と。
私、ラクスのこと好きなだけに、本当にわからん。
なぜあなたは、キラを好きになったのですか?
キラも、なぜラクスを選んだ?
キラの場合、自分がアスランの友達を殺したことをわかっていたわけでしょ?
だから自分は殺されたと思っている。
それなのに、そのうえアスランの婚約者にまで手を出したら、シャレにならんでしょ。
彼は、ラクスがフリーダムをくれたから、自分を信頼してくれたから、彼女にひかれたのだろうか。
AAにいた時に「アスランの婚約者だよ」とみんなに教えることができたのは、まだラクスのことを好きじゃなかったから?
じゃ、いつラクスを好きになったの?
「父が死にました」とラクスが泣いた時?
だったら、フレイの時と同じじゃん!
今、気付いたけれど、ラクスが「父が殺されました」と言わなかったところ、さすが、と思う。
シンに聞かせてやりたい。
キラもラクスも、理屈で考えないタイプだから、気が合うのかなあ。
二人とも人間離れした思考回路しているから。
所詮、天才は天才としかわかりあえないということ?
にゅーたいぷより。
アスランについて「昔の自分のようだ、とシンを見ていて彼は思うのかもしれない。気持ちはわかりすぎるほどわかる。だから彼はシンの無謀に怒りを抑える」と。
抑えてないじゃん。殴ったじゃん。
これ、「シンの無謀さに怒りを覚える」の誤植?
一方のシンについて。
【アスランがオーブにいることもむかつくが、ザフトに戻ったこともむかつく。反抗期?彼はいつもアスランに、なぜか注目してしまう】
本当に。
やっぱり、アスランは無駄に敵を作るタイプなのだろうか。
イザークにもディアッカにも嫌われていたし。最初は。
アスランって、カガリやラクスのような人望というかカリスマはないのね。
キラについて。
【キラは感性で決めるタイプだ。きなくさいにおい、おかしな手触りを敏感に感じ取り「それは間違っている」とキッパリ言う。どう間違っているかはあまり説明しない。でも、間違っていることは確かだし、彼にはそれで十分なのだ。つまり本能的。
(略)
多数の内側で妥協するよりは、たったひとりで最強のジョーカーであることを選ぶ。そして彼は人の過ちと対決し続ける】
お願いだから、説明してください。決めつけないで。感性で武器をとらないで。お願いだから悩んで。
しみじみ思う。
彼みたいに頭がいいわりには浅はかな子、感情で動く子には、フォローできる大人が必要だ。そして、優しく受け止めることのできるラクスが。
キラ、ラクスを大事にしろよ。
はっきりいって、アスランよりもキラのことを理解してくれている。
アスランは自分のことでいっぱいいっぱいだもんなあ。
私はアスランがザフトに戻ったことを評価していないけれど、キラが高みの見物を決め込んだところも気に入らない。
ラクスが立ち上がって、プラントに乗り込めば、事態はいい感じに動くんじゃないの?
いくらミーアに魅力があったとしても、偽物を愛せるほどファンは寛大ではない。
ミーアが偽物とわかった瞬間に、プラントは議長に幻滅し、そしてラクスを支持するだろう。
その時、ラクスたちは自分の望む世界を作ることができるはずだ。あるいは、作るために行動できるはず。
でも今、動けないのは、議長の真意を測りかねているというところもさることながら、具体的なビジョンを持っていないからだろう。
プラントの前に出て行って「議長を信じないで。私たちを信じて」と言った後、どうすればいいかわからないから。
事態が動くまで海の底に沈んでいて、で、動いたら、正義の鉄拳をふるうわけ?
だったらその前に、動こうよ。
行動しようよ。
外野から偉そうに文句を言っていないでよ。
感性で動くタイプは苦手。
ラクスはキラを導いてあげるべきなのに。
でも彼女も今のキラを扱いかねているのかもしれない。
「キラ、あなたは何をなさりたいのですか?」って感じに。
アスランが、議長の正体をキラたちに知らされることになったら可哀想だなあって思っていたけれど。
その前に、タリアが気付きそう。
タリア、絶対に気付いている。違和感を覚えている。
「何を考えているのかしらね、議長は」「どこの狸が」
絶対に、疑問を覚えている。
その違和感を、アスランに教えてあげてほしいなあ。
今後の展開は、ひょっとすると、
AAはメンゲル研究所の関連と戦うことになるのかも。
マリューがネオの仮面の中を見て、メンゲルへ向かうと。
一方のミネルバは、議長と戦うことになる。
で、AAとミネルバが出会った時、「なーんだ、俺たちの敵って同じじゃん!」という感じで……。
バカっぽいけど、まあ、そんな感じなのではないかと。
だってミネルバとAAが一緒に行動するのが早ければ、無敵すぎて第4クールまでもたないし。
かといって敵対するのは、SEEDでやり尽くしたでしょう。
となると、それぞれの敵に向かって動くんじゃないかな。で、運良く、その敵は共通の敵だったと。
終幕に持って行くにはいい感じと思うけど。
しかし敵が見つかるまで動かないキラたちは、敵が見つかれば動くわけで。
いつまでも海に沈んでいるわけにはいかない以上、敵を見つけたいわけでしょ?
何か、怒りの矛先を見つけたいテロリスト状態。
キラ、お願いだから敵を見つけてから武器をとって。
順序、逆です。
ラクス様、お願いですからキラを導いてあげて。
#
by athrun_cagalli
| 2005-02-12 21:59
| 種運命感想
風邪で寝込んでいて暇なので、パート2をダラダラと。
アニメージュだったかな? ニュータイプだったかも。
アスランについて【力を持つこと。それは闘いによって生まれる憎しみの連鎖の中に、再び身を置くこと。多くの悲しみを体験したアスランは、こうやって兵士の一人一人が武器を手にとってしまうことが、闘いの拡大に発展することを知っているのだ】
と、ある。
これ、今日、シンを相手に夕日をバックにたれた説教と同じことだね。
でもだからといってアスランが武器を取らずにいれば闘いは拡大しないのか、というとそうでもない。
実際、キラですら武器をとったし。ラクスだって戦っている。その道を選んでいる。
タリア、アーサーと一緒に作戦会議からの帰り道、アスランは悩んでいた。葛藤している。これで本当に良かったのかと、悩んでいる。
そんなの、わからない。
キラは「選ぶ道を間違えたら行きたいところへは行けない」と言っている。
でも、マリューがタリアに言った「そのとき最善と思うことをして、失敗したら泣いて怒って、また最初からやりなおし」(意訳)といった言葉のほうが好きだ。
政治に正義なんてない。
ふと銀英伝を思い出した。
ラインハルトは自分の道を悩まなかった。彼の怒りは、シンと通じるところがある。姉を奪われた怒りは、シンと似ている。姉を守るために軍人になったラインハルトと、シンは似ている。
二人は、悩まないし。
逆にラインハルトのそばにいるキルヒアイスは、ラインハルトの怒りと選択を理解しつつ、彼の義憤によって犠牲となる人々のことを憂れいていた。
ヤンも、悩みまくっていた。彼は矛盾をかかえて戦っていた。
アスランは、ヤンと似ているのかもしれない。シャアのような強さはないし。
キルヒアイスほど寛大でもないし。
ラインハルトが、ヤンに向かって「自分には正義はひとつしかない」と言い、ヤンがそれを否定したことがあった。方程式はいくつもある、と。
政治に絶対的な正義はない。
アスランは悩んで、イザークたちの言葉にも影響を受け、そして議長を選んだ。
その選択は、今の段階では正しかったと思うしかない。彼は。
逆にキラが、議長も大西洋連合も全てを否定しているのが気になった。
完全に正しい国なんてない。
キラは、海の底から世界の動きを見ているだけですか?
人々が、それぞれ考えて、選択して、そして命懸けで戦っているのを見ているだけ?
悪いけど、見ているだけなら誰にだってできる。
「今はどう動けばわからない」というなら、カガリを拉致するべきじゃなかった。
そして、キラが信じる正義があるなら、動けよ。行動しろよ。
「世界はどう動くのかな」と見ている間にも、人がたくさん死ぬのだから。
見ていられないと、あるいは自分の無力さに苛立って、アスランは武器を手にした。
もちろん結果的に、アスランはザフトに戻るべきではなかっただろう。
オーブに電話して、キラの母親あたりに居場所を聞いて合流すべきだ。
でも、それは議長が何か隠しているとわかっている私たちだから、そう思うだけ。
アスランが今、持っている材料では、彼はザフトに戻るしかなかった。
彼は「俺にも何かできるなら」と言っていた。イザークも「それでも役には立つだろう」(だっけ?墓の前のセリフ)言っていた。
イザークもアスランも、行動している。
結果的に間違いでも、私は彼らを評価したい。
何度も繰り返すけれど、見ているだけなら誰にだってできる。
見ていないで、キラは自分が望む方向に世界を動かせばいい。
そのための武器も持っている。
彼が動けないのは、具体的な何かを持っていないからだ。
どうすればいいか、わからないから。
「なんとなく気に入らない」
それだけでカガリを拉致し、議長にも反感を抱く。
口だけなら、見ているだけなら、どうとでもできる。
キラ、文句を言っているだけならダメなのよ。
望む世界があるなら、そのために闘いなさい。
海の底に沈んでいないで、かつてSEEDの時のラクスのようにメッセージを送りなさい。
彼女は武器をとらず、ギリギリまでメッセージを送り続けた。それが彼女の戦い方だった。
でも今のキラは、そんなメッセージを持たない。だから、行動できない。
あるいは行動したところで、賛同者を得ない。
雑誌に【キラのすごいところは、この急激な状況の変化のなかで、全く迷いを見せなかったことだ。今までは沈黙を守ってきたが、再び武器を手に取ったからには、もう後には引けない】とある。
悩めよ!頼むから悩んでくれ! 悩まないキラは、シンと同格になってしまう。
私はこれまでキラをあまり好きではなかったのは、アスランのファンだったから。
キラを見るたびに「アスランに出番を!」と思っていたから。
彼に個人的な感情を抱かなかった。
「監督に大切にされていてうらやましいなあ」くらい。
でも最近のキラには、苛立つ。
キラのやっていることは、投票に行かないで「小泉、最悪」と言っているようなもの。
あるいは、自分なりのビジョンもないくせに「小泉が気に入らない」と言っているのと同じ。
文句を言うなら、批判するなら、「自分だったらこうする」というビジョンを持とうよ。そのビジョンのために行動しようよ。
自分がどう行動すればいいか。
キラはわかっていない。考えていない。
それが気に入らない。
ラクス、ガツンと言ってやればいいのに。彼女は、本当は「自分にできること。したいこと」をわかっているのではないだろうか。
SEEDの時のラクスが好きだった。
思うんだけど、例えばラクスが「みなさん、それは偽物ですよ」とメッセージを送ったとして、その時の議長の反応で、彼の人となりを判断できるのでは?
再び襲撃してきたら黒ということなのだから。
やっぱり、キラを中心にまとまるのではなく、ラクスを中心にAAは動くべきだと思う。
彼女にはカリスマがあるし。
#
by athrun_cagalli
| 2005-02-12 21:13
| 種運命感想