アスランファン感涙の、ミニドラマ収録のサントラCD5枚。こちらを漫画家。
1月26日発売と聞いて楽しみにしていたら、なぜかすでに発売されていた。
01と02の『トリィ』は、ドラマをそのままコミックにしただけ。発見なし。でも面白いけど。
キラが普通の少年。ええ子やわ。なんであんな国際テロリストになってしまうのか。戦争って人を変えるのね。
03『ハロ』
これが一番、不満だった。
初対面のラクスの天然ぶりに振り回されるアスラン、というストーリーはドラマそのままなんだけど。
漫画家する時点でしょうがないとは思うけど、アスランのうろたえっぷりが、顔や態度に出すぎている。
彼がこんなに表情豊かなら、ラクスとももうちょっと親密になれたと思う。
思うに、彼は「もう、家に帰りたい」と半泣きになっていても、顔は無表情だったと思う。正直、アスランが別人になっていた。
「時の流れは人を変える」と、その後の二人の描かれているが、そこにカガリが1コマだけ登場。彼女はこのカットだけだった。悲しい。
04 『クルーゼ隊 〜先輩』
ミゲルの話。
見所は、ミゲルとアスランのナイフ戦。強いよ、アスラン。
ミゲルがニコルのモノマネしていて、アスランに「お前の真似みたいだぞ」と言われたニコルが「みたいですね。やだなあ」とだって。かわいい。
ただこの漫画に登場する3人のうち、生き残ったのはアスランだけ。しかも2人とも親友であるキラに殺されたわけで。
痛いわ。悲しいわ。
「お前たちも頑張ればMSをカスタマイズできる」と言われて、ニコルに「イタリアンレッドなんてどうですか?」と言われてすっかりその気になっているアスランに、ミゲルが「せいぜいピンク」と突っ込まれていたのが笑った。
そのピンクのMSに載ったお姫様に数年後、真っ赤になりながら指輪を渡すことになろうとは、お釈迦様にもわかるまい!
05 『クルーゼ隊 〜ライバル』
ドラマCDでおそらく、一番人気だろう。イザークがキレッぱなしという、爆笑ドラマ。
なので漫画でも顔が崩れっぱなし。美形キャラなのに……。
アスランにチェスで負けた瞬間にイザークの顎がはずれていたのが笑った。どんどん人間離れしていっているよ。真っ白になっていたし。
ドラマCDと違い。モビルスーツ戦がきちんと描かれていた。
ミゲルが発案して、アスラン、イザーク、ディアッカの3人のチームワークを高めるためのプログラムだったけど、アスランとイザークが「お前が援護しろ」と、譲らず、それぞれ勝手に突入。ディアッカも「俺は知らないからな!」と、別行動。
で、3人がそれぞれ勝手にやりたい放題したらMISSION COMPLETE。
ミゲルは「力業でクリアできるわけがないのに」と苦笑……。
アスランもイザークも、実にイキイキとしている。
このころは実戦に出ていなかっただろうし、ゲーム感覚だったのだろう。
最後、イザークに負け、壁に向かってブツブツ言っているアスランが「いかにも!」って感じ。イザークの前では爽やかにキメたけれど、アスランも負けず劣らず負けず嫌いだから……。
その悔しがりっぷりにニコルが呆れていたのも笑った。
やっぱり、このドラマCDは面白い。
アニメ化してくれないかしら。
だって、SEEDでは、アスランは悩んでばかりで、素顔があまり出ていなかったもの。
私はSEEDは途中で見るのをやめて、SEED−Dを5話から見始めた、という器用なファンなんだけど。
今回、改めてアスラン目当てにSEEDを全巻チェックしたけれど、本当にウダウダ悩んでいるだけ。負けず嫌いな一面とか、そういうのは一切、表現されていない。
出番もメチャクチャ少ないし。だから見るのをやめていたんだけど。
SEEDだけだったら、完全無欠の優等生キャラに見える。
実際は、こんなにヘタレだったのに。
で、つい盛り上がってしまって、HDに落としていた5話から15話までを、アスランとカガリを中心に編集して一気に見た。
カガリがかわいそうでかわいそうで……。
そして、議長、口がうますぎ!
いい年した大人の私までコロリと行ってしまった。
通しで見てみると、シンの陰の薄さもさることながら、レイの無口っぷりも際だっていた。
ただ、イザークたちから見ると、アスランもこんな感じだったのではないだろうか。
何かに悩んでいるように憂鬱な顔をして、でも周りに気持ちを明かさない男。
レイと違ってポーカーフェイスではないけれど、沈痛な顔をしているアスラン。
そりゃ、イザークも突っかかりたくなるよ。ウザイもの。
私はSEEDを最近、見直したばかりなので、アスランの赤服は違和感なかったけれど。
ちょっと幼く見えない?
特にデュランダル議長からフェイスのバッジをもらうところ、明らかにSEEDのころの絵を使っていたぞ。デコが広かったもの!
15話について。
改めて思ったんだけど、なんでミネルバはスエズ運河に行くんだっけ?
地上船じゃないのに。
そもそも、ザフトが行かなければいけない理由は何?
ザフトのポリシーは自衛権の行使。領土的野心はないわけでしょ?なのに何で大西洋連邦に抵抗する地域に行かなければいけないの?
放っておくしかないんじゃないの?気の毒でも。
7話だっけ。「世界の終わり」を見て、津波のシーンが恐かった。
まさか、スマトラ沖地震が起きるとは思わなかったなあ、あの時は。